地域の風習「おせったい」が開催されました


2019年3月21日はおせったいの日。この日は気温が20度を超え、春の麗らかな日差しに誘われて思わず出かけたくなるような...おせったい日和でした。

赤い目印が出ている家々を巡って、おこぼさま(弘法大師)にお参りし、お菓子をもらいます。子どもさんにとっては夢のような一日ですね。各所で早々にお菓子が品切れになるほどの賑わいでした。

 

そもそもおせったいとは?...

真言宗の開祖・弘法大師空海が入定した3月21日を縁日としておこぼさまの徳を偲ぶとともに「外から来た人を温かく迎えてもてなすことで自己へ幸福と繁栄が回ってくる」という教えから、国東半島一帯にはじまったと伝えられています。今ではこの国東半島の貴重な風習になっています。こののような地域の伝統文化はこれからも絶えることなく続けていきたいですね。まさにおもてなしの心です。

大きなビニール袋とお賽銭を

握りしめて家々を回ります

赤い旗が目印

おこぼさまにお参り