大田あっちこっち

和銅３年（710年）に始まった白鬚田原神社の「どぶろく祭」は、全国でも数か所しか醸造を許されていない「どぶろく」をいただけることで全国でも有数の奇祭です。

「どぶろく」は徳川時代の間は自由に醸造し、神前に供え、そのおさがりを神霊の宿る長寿の薬として、氏子一般がありがたくいただいていました。

明治時代にいたっても酒醸税則範囲外として課税されることなく認められていましたが、明治30年、酒税法改正の際、古代より中断なく毎年醸成し慣例となっていた神社に限り許可されることになり、大田の白鬚田原神社はそれに該当していたため、神社神酒用として無税製造を認められました。

五穀豊穣、無病息災のほか長寿祈願としての信仰を集め、県内はもとより全国からの参拝客で賑わう「どぶろく祭」は大田の大きな誇りです。

【神酒・どぶろく奉納の日程】

  9月25日　醸造始の儀

10月  1日　掛添えの儀

10月  8日　口開式、酒精検査

10月12日　潔斎式

10月16日　潮汲み

10月17日　大祭（前日祭)

10月18日　大祭（神幸祭）

　　　　　 出座の儀

10月20日　終祭