もうこれ以上は無理!というくらいの秋晴れの空の下、10月17日はいよいよ白鬚田原神社のどぶろく祭り初日・前日祭です。
集落の辻々に立てられた幟が秋風にはためき、境内では朝9時から参拝者にどぶろくの振る舞いが始まりました。
早々に20杯も飲んだという強の方もいて、日が暮れる頃まで境内に酔笑が溢れました。
神饌所から供物が運ばれ、14時からは前日祭の神事が行われました。
神事が終了すると、拝殿では宮司によって神元座が開かれ、精進人の接待で三献が注がれました。
また、境内の一角では茶道江戸千家による無料の呈茶会も開かれ、典雅に秋の日を楽しんでいました。
どぶろくの振る舞い
江戸千家による呈茶会
大田の有形・無形文化財写真展
【イベント】
境内横の神楽殿ではイベントも開催されました。
まずは、陣太鼓OTAの皆さんが勇壮な太鼓を披露。力強い太鼓の音が会場に響きました。
続いて第26回鬚自慢コンクール。
今回は鬚の部に8名の鬚自慢が、髪の部に10名の髪自慢がエントリー。自慢の鬚や髪を披露していただき、厳正な審査の結果、鬚の部は中野玄喜さん(豊後大野市)、髪の部は河原しのぶさん(東京都)が優勝しました。
そして杵築市より民俗無形重要文化財に指定されている俣水神楽。
俣水神楽は明治の初めに隣の安岐町より伝えられた勇壮な舞です。
太鼓・笛・鉦で奏でられる楽に合わせた堂々とした舞いは、大勢の観客の喝采を浴びていました。